すべての経験が力に
印刷機械課
高山 脩平
「変わらない」ものを作り続ける
印刷課は、現在、私を含めてオペレーター7名体制で行っています。製版で上がってきた版を、仕様に合った機械にセットして印刷にかけていきます。私は、主に『軽オフセット印刷機』2台を担当し、名刺、チラシ、帳票関係などの小ロットで色数の少ない物をメインに印刷しています。案件によってお客様からの要求は各々違いますが、私に求められるのは、“均一な仕事”です。名刺や伝票などはほとんどがリピートの案件なので、前回と同じ仕上りでお客様にお届けする事が最優先です。ムラが出ないよう、これまでの仕上がり見本見ながら、細かく調整を行なっていきます。
やるべき事が違うから面白い
同じ紙、同じインクを使っても、その日の湿度や機械のコンディションによって変わるので、「均一に仕上げる」というのはそう簡単ではありません。仕上がりを見ながら瞬時に調整を行い、ロスなくミスなく仕上げる事が求められます。また、新規の案件でも、お客様のトレードカラーに合わせて色を作る時は、とても技術を要します。インクを混合しながら微調整を行い、理想のイメージに近づけていきます。こういった作業にはやはり経験がものを言い、最初はかなり時間がかかっていたものが短時間でできた時は達成感があります。毎回やるべき事が一緒じゃないから、面白いんです。
印刷で地域に貢献する
仕事を進める上で大切にしているのは「段取り」の部分です。その日の仕事内容を把握し、薄い色のものから徐々に濃い色のものを印刷をしていくなど、工夫によって仕上がりも良くなりますし、掃除の時間も減って効率化にもつながります。日々、なるべく仕事を早く上げて出来高を増やすという目標を掲げて仕事をしています。当社は“地域密着型”で、個人の年賀状から、銀行の帳票やお店や企業の販促物などを請け負っています。印刷によって「街を支えている」と言う感覚がありますし、自分が手を掛けた印刷物をお店や施設などで見かける時は、とても誇らしい気持ちになります。